雨がこんなに気もちいい、 僕は、思ってもみなかった。 春のある日、 今日は、始業式だった。 空がこんなにくもってて、 ねぼけた僕には、すごくだるい。 だらだらだらだら行ってみりゃ、 そこには友達、まっててくれた。 僕は、新しい 新しいクラス名簿を少し見た。 そこには、新しいまとまりがあった。 僕は、何とも思わない。 ・・・・・・ただ、人には言えないうれしい気分。 新ピカの教室・・・・・・では、ないけれど、 そう感じられた教室に、 言われた通り入ってく、 僕のまわりは、真っ白で、 これから僕が色をぬる。 ・・・・そんな気持ちでいっぱいだった。 帰り道、クラスが分かれた友達に、 さよなら言って細い道。 そのままいくと、かるい坂。 その坂さっとかけおりた。 僕の顔が、ぬれていく・・・・・・。 その顔は、まぎれもなく 笑顔だろう。 そして急なまがり角。 菜の花と、きつねのぼたんが、 『おかえりっ』 そう言ったような気がして、 僕は、思わず手をあげた。 家につき、辺りを、広く見回すと、 草花のやつ、 水のつぶ頭にのっけて笑ってた。 「・・・・ああ、今日から僕は、新ピカだぁっ。」 「やれば何でも、できそうだ。」 雨がこんなに気もちいい、 僕は、思ってもみなかった。 「・・・・ああ」 何度いっただろう? いつもとだいぶ変わった僕。 |
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中学3年春 |
「桜ってなんであんなに、きれいなの?」 「桜ってなんであんなに、やわらかくって あったかいの?」 「それはねっ・・・・・・。」 一つの花びらは、 みんなと同じで 小さいけれど きれいな色をもっている。 それが、それが重なって、 たがいの色をかくすことなく みんなみんな顔だして、 まわりのまわりも幸せで、 みんなみんな笑ってる。 すると一つの花びらでは、 できないものが、 きっとできる。 一つの花びらでは表せない ぬくもりとやさしさが・・・・・・。 ・・・・人も同じ。 「だから仲間ってすごく 大切なんだねっ。」 |
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中学3年春 |
孤独って、何だろう? たぶんそれは、まわりが人で満たされている時、 一人うつむき、 影を作って ため息ばかりついている・・・・・・。 人をじろじろ見つめ・・・・・・、 「ああ〜っ、あの子と友達になれないかなぁ。」って・・・・。 このまま何もしなければ、 たぶんこのまま終わるだろう・・・・。 笑っていても、つらいのか? どんなにどんなにがんばって、 自分を形作ったり、 汗輝かせても、つらいのか? 孤独で世の中見てみると、 自分がいない。 自分がいない。 ・・・・どこにもいない。 テレビの画面の中だけの、 今日がまたはじまり、 テレビの画面の中だけで 今日もまた、人騒ぐ。(・・・・僕はそれをみてるだけ。) どんなに人がまわりにいても、 この状態は、変わらない。 自分が、なんとかしなければ・・・・・・。 |
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中学3年春 |
光に進むにつれて、 くらやみの道が、 枝分かれ、 光に進むにつれて、 くらやみの道に、 落ちていく・・・・・・。 はい上がれ。 はい上がれっ。 勇気を出して、 光に飛び込め。 光がお前を受けとめぬとは、 限らない・・・・。 泣いて、泣いて、 それでもいいから、 はい上がれ。 |
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中学3年春 |
僕は、いつも人目を気にする・・・・・・。 今日も一人でトボトボと、 寂しがりやさ 僕なのさっ。 僕は友と、二人でブツブツ歩いてた。 知らない子とふと目が合って、 思わず僕は、下向いた、 恥ずかしがりやさ 僕なのさっ。 それから僕は、その子が少し気になって、 すれちがうたび見つめてた、 暇人なのか? 「うるさいなぁ。」 いつもいつも見ているうちに、僕はその子が好きになり、 その子の前では、かっこつけたり、いばってみたり・・・・ 気づいてほしいさ こんな僕。 いろいろ頭にかかえてさっ、 全校集会、移動の時や、卒業式の練習と、 いつもまってて いたんだよっ。 寂しい気持ちに、モクレンゆれる春休み、 新しいクラスにその子がいて、 うれしくて体中ぬれても喜んだ、 霧雨ふる日の始業式・・・・・・。 なつかしがりやさ 僕なのさっ。 いつもいつもその子がそばにいるのにさぁ、 いつもいつも少しでも、語ることができないなぁ、 ため息ばかりさ 僕なのさっ。 いつもいつも見ているうちに、その子は何か気づくかなぁ? 目が合ったりも、するしさぁーー。 自分に自信がない僕さ でもがんばるさっ。 考え考え夜おそくまで書いたけど、 やっぱりこんなの恥ずかしくって、 こなごなにした ラブレター。 何もできない 僕なのさっ。 いろいろ努力もしたしさっ。 いろいろチャンスもあってさぁ。 時間は残っているけどさっ。 おちこみそうな僕でさぁ。 でも ぜえ〜ったい後悔はしないようにと・・・・・・。 いつかこの手でこの声で、その子に幸あげられたなら・・・・・・ と思いつつ、 夢を追いつつトボトボと、 寂しがりやさ 僕なのさっ。 いつか夢が、かなった時に、 その子にこの詩を聞かせてあげたい・・・・・・。 そんな気持ちでトボトボ書いた、 寂しがりやさ 僕なのさっ。 |
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中学3年春 |
朝、まるい物が向こうから、上がって来る。 そして、空を染めあげる。 少しすると・・・・・・、 いつもの一日になる。 家を出ると、 青い海と、きり立つ岩が、光ってる。 空を見ると、 水色の空にまっ白の雲がゆっくりと・・・・。 緑をかき集めた山からは、 「もうすぐ夏よ」 とせみが鳴く。 僕は、今日も学校へ向かう。 行く先々で、まるい物が、 僕の行くてをたえず照らす。 この世に生きる、全てのものを 照らし続ける。 僕は、まるい物に照らされた、 好きな子ややさしい仲間のことを、 思いつづける。 今日もまた、会えるよと・・・・・・。 そして、楽しく、悲しく、いろいろと、 一日は、光を見て進む。 そして、僕の目の前で 全てを輝かせたまるい物、 太陽は、また空を染めあげ、 明日のしたくをしに帰る。 「明日も照らしてあげる」 とほほえむ。 だれが決めたのでもなく、 当りまえのことだから、 人は、「ありがとう」を言わない。 |
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中学3年春 |
ある日、きみは、心を持って、 この世に生まれた。 それが、物語のはじまりだった。 やがて、それを追うかのように、 ぎりぎりになりながらも、同じ年に、 わたしは、心を持って、 この世に生まれて来た。 きみは、いろんな気持ちを持ちながら、 幼稚園、小学校へと、 どんどん成長していった。 わたしは、そのころ、何を思っただろうか・・・・・・? 同じように成長していった。 やがて、きみとわたしは、中学校で出会った。 何もできず・・・・ ただただ・・・・ 見て見ぬふりし合う。 ずっとずっと、そんな日続く・・・・・・。 もうすぐ終わるわたしときみとの中学時代。 二度とこないこのしゅん間に、 わたしに、何ができるだろうか・・・・・・? そんな思いでいっぱいの、 中学時代最初で 最後の、 修学旅行。 |
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中学3年春 |
僕が、学校生活していると、 いつも投げ出しそうになる。 「なんで何もしていないのに、 嫌われなくっちゃいけないんだぁ。 なんで僕だけいつも、 孤独じゃないといけないんだぁ。」 でも、そんな時 いつも ちらっと 机ごしに あの子を見てた。 あの子は、友と話しをしていた。 その顔は、やさしい笑みで、あふれてた。 何もしていない僕のために、 あの子は僕に笑顔をくれた。 そうすると、僕は 何だか 僕は 本気に もどってた。 あの子が、当番だった時、 いつも僕は、あの子に いつも 目を向けた。 あの子は、元気をふりちらし、 大きく 強く たくましい声で、 みんなの司会を、やっていた。 (ドキドキドキキと心あふれる) あの子やみんなに何も言えない僕のために、 あの子は、僕に言葉をくれた。 そうすると、僕の目には、 涙がたまる。「ああ人生」 体育の授業だった時、 僕はちらっと、あの子にちらっと目を向けた・・・・・・。 こないだまで 僕に言葉をくれてた あの子が、 さっきまで 僕に笑顔をくれてた あの子が、 とても とても つらそうだ。 「そっかぁ、女子もやってるなぁ。長距離走。」 僕は、僕は、目をこらし、 見えなくなるまで、 あの子をずっと見つめてた。 僕は、僕は、おどろいた。 「今まであんなにつらそうな顔、 一度も 一度も見たことない。」 長距離走を、ふまじめにしていた僕にとって、 とてもとても、悲しかった。 「あの子には、たしかにあせが輝いていた。」 「それも、それも、きれいだったぁ・・・・・・。」 ・・・その瞬間、僕は思った。 「あの子が、あんなにつらい思いをしてるのだから、 僕も いっしょに、あの子のつらさを、 あじわってあげたい。」 「あの子の気持ちになってあげたい。」 「あの子を一人にしたくない・・・・・・。」 ・・・・つらそうなのは、あの子一人じゃないけれど、 僕は、そんな気になった。 ・・・・とにかく僕は、はじめから終わりまで、 死ぬ気で走った。 本当に死ぬほど、えらかった。 でも、あの子に近づいてあげられた。 「うれしい。うれしいーー。」 うれしいのは、それだけじゃなかった。 自分の足が しんじられないほど、 速くなった気になった。 「ありがとう。本当にありがとう・・・・・・。」 本当に、何もしてなかった僕のために、 あの子は僕に本当の本気をくれた。 本当に、何もしていないのに、 僕のハートの中で、あの子は、僕に、 なんでもくれる。 いつでも、どこでも、「がんばれよっ」と、 僕にほほ笑んでくれたあの子。 いつでも、どこでも、どんな時でも、 あの子に助けられた僕。 あの子に、自分のできるかぎりの おれいがしたい気になった。 一生の中で、あの子にこうやって 会える間に・・・・少しでも。 今日は、晴れの日、僕は、せっせと努力する。 あの子におれいをするために、 少しでも早く、あの子と話せるように なりたい願いでいっぱいだった。 ・・・そして、それが僕の恋なのさっ。 |
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中学3年春 |
やっぱり夢は、すてられぬ。 すてたかけらを泣き泣き集め、 たち向う、今を見る。 朝日の光が少しもれ、 夕日がおりて来る間、 休まず鳴く、せみを思うと、 負けられぬ。 問題は、今、どう生きるかであって、 問題は、今、どうそなえる かでもある。 だから今、できる。 だから今、できるだけの力で 鳴いてみる。 それに僕は、命を使う。 それに僕は、 希望の 光の 糸を見る。 |
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中学3年夏 |
このごろ あの子は、 僕をさける。 何が悪かったのか? どう思っているのだろうか? 今日は、久しく 霧雨ふる日・・・・。 始業式のあのころは、 この霧雨にうたれて笑った。 くもった山の間の空の 光のライトに草花笑った。 小さな希望にあふれてた。 あれから4ヵ月・・・・・・。 思い出の4ヵ月・・・・・・。 表すことのできない大切な物を、 僕は、もらい、 僕は、ただただ見つめてた。 卑怯なことしかしなかった。 期待していた夏が来た。 期待がとけて、 思ったよりもつらかった。 ただただ勇気がないだけに、 『いやな人』 に、なっていた。 いつか あの子に 僕の思いを、語るまで・・・・・・。 |
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中学3年夏 |
せみで生まれりゃ 恋はない。 ・・・・土の中で数年暮らし、 やっとでてきたせみがいる。 これから死が来るすぐに来る。 ほんのほんの数日間、 めすのせみを、互いに呼び合う。 じしんは、ないけど、一生懸命よびまくる・・・・・・。 そして、出会うか出会えぬか? だれも だれも、決めてない、 すぐに力がつきはてる。 学生時代・・・・・・ 大切な人間に出会った時に、 人はその人間に心向く。 人は、それを、恋と呼ぶ。 ・・・・・・私が卒業する前に、 離れ離れになる前に・・・・・・。 人はせみとは、関係ない。人はせみより余裕ある・・・・・・。 そう考えて、いるうちに、 人は失恋するのかな? その人間が、本当に本当に大切ならば、 自分の心にせみの声があるうちに・・・・・・。 |
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中学3年夏 |
「僕は、だれとでも、話せるよっ。」 「みんな世界は同じだろっ。」 笑っていたり、ぼやいていたり、 声をあげたり、ため息ついたり・・・・・・ みんなみんな、気の合うどうしでかたまって、 いっそう みんな、 のどかな春。・・・・・・。 ・・・・僕は、そうとは、思わない。 だれとでもいいじゃん。 世界は、一つ。 まるいまるい地球にすんでる、 生き物は同じ。 だれもが、みんなかたまって、 いっしょに生きりゃ いいはずだ。 だれもが、願って、 だれもが、なかなか入れない。 だれもがみんなの心の中に・・・・・・。 |
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中学3年秋 |
一人のなやみが、 一人をこえて 友のわに、 つながり つながる 結びつく。 一人の人が つらいのを、 みんなみんな 知っている。 一本の電話から、 人から聞いた話から、 心の手が、 つながり つながる 結びつく。 ああ、私の手のない心を、 何と呼ぶのか・・・・。 そんな時、友と話すと なんとなくあったかい。 |
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中学3年秋 |
僕は一人島 家もない 船もない 食料もあと半年でそこをつく 僕は一人島 ときどき僕の近くに船がくる。 もてなす物もなにもない。 君らの入る土地もない。 イカ釣船を、一人ながめる しずかな夜・・・・・・。 船音を聞き、 波音を聞き、 いつ海にしずむか分からない・・・ やしの木 一本 サラサラ 泣いた。 |
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中学3年秋 |
一つ二つとすぎさって 今日は、何の日だ? 踏めば踏むほどぬかるむ土に おんなじ色のハチマキつけて ・・・・どれくらい歩いたろう。 詩のない歌にしゃべり唄 すぎてゆく すぎてゆく (キノウは、まっ黒な制服に まだ寒い 4月だった) 石かいと、ピストルのにおいがこの日を語る。 本当にみんなみたいのは、 もし僕らが見たいのは、何だろう。 その時その時の顔に僕はどんなに ああ 人間って だれもが だれもが ああ 人間って 一種終わるとはくしゅとぶ ガンバりゃみんなすばらしい。 よごれるのがすごく嫌いな僕だった半年前、 ガンバってどろんこになりかっこいいコウハイたち。 『びちょびちょや』と一人 ずぼんのドロをはらうみんな。 次次次次すぎるのよそに トンボのつがいがラインにとまる 忙しいのをよそにして トンボは トンボは かたまったまま動かない。 苦しい人をよこ目で見ながら 一人すわって 『はあっー僕は何てヤツだ』 本当にガンバル人は、 自分たちにバンザイ送る 手を上げ手をふり とびはねる ・・・・・・・・僕は恋しくなってくる。 目をつむってガンバった。 手をつないで大きなわ。 僕の心がみんなとつながる・・・僕は今・・・。 自分から出とけば良かった 応えんすることしかできない僕。 はずかしくって かっこわるい 『何やっているんだろう』 『お前は何年生だーっ。』 だれもがみんなかっこいい 僕をのぞいて かっこいい 大地を二つに割るようにーーー時がすぎた。 『心の中では、もーやけくそ』 昼食 校舎中に笛のように ひびきわたる音楽を・・・・ コォォ〜〜コォォ〜〜コォォ〜〜コォォ〜〜 チンチロ チンチロ トントン トントン ・・・・夢は流れる 時がこんなにゆっくりと 私の胸に 風とともに うすよごれた僕の胸から、 あらい流して ありがとう 校舎が僕に歌ってくれる・・・・・・。 応援のダンスも今日でおわかれ 初めは、『おもしろーぃ』なんていってた子もいた。 今日は、とってもさびしいのかな? ぽつ ぽつ ぽつ ぽつ 僕なんかこの町にいて いいのだろうか・・・・ と、涙ながして約一年。 そして夕方・・・・くもりの夕方 背中にぞぞっとさむけが走って 頭のうしろがかたまった。 『これで平成十年度 体育際を終わります』 ふり返っても、 4月6日。 |
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中学3年秋 |
白と おれんじと 灰色の雲が なかよくゆっくり流れてく びりょうの風よ 木をゆらす さくなしおくじょう まどとんぼ みるみるうちに、 空は灰色だけになり、 蛍光灯がめだってく。 人の声・・・・。 電気の下で ごやごやと、 教室で 僕は僕らで 夏のすぎた 秋のいのこり。 |
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中学3年秋 |
春の風が 夏にもまれて 秋になる 春の僕が 時をはたいて ここにいる 小さな思い出が頭をまう。 僕の命は、このまま どこへ 行くんだろう。 |
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中学3年秋 |
私は信じて生きてきた 何も知らず、光を見ていた。 まぶしくて 前にも進めず目がくらむけど 少しずつ少しずつそれになれ 一歩一歩少しずつ 思い出に勇気づけられ 何度もすててはひろい チャンスをのがし またあるなどと あま口もらし 夢見てた。 道路のまん中で 手をつなぎ、 曇った空の 私が作った道のりで・・・・・・ ピン球どーこ ごめんな ありがとう・・・・・・ これが僕の一生か? 世の中だけが大きく見えて 霧雨の日の 光の柱がまた見たい。 たった一瞬のことで 僕は終わるけど 味わったことは忘れない。 何が果てようとも、僕の僕の中の 見えないけれど、あじもにおいもないけれど、 僕には、その時が分かる 出会いは廊下で目が合って 別れがない・・・・・・ と言うことよりか 出会いは僕の心の中のことだけで つぎの道 つぎの光 つぎの夢 僕はまた心の中で夢を見るのか? そしてそれは、かなうのか? |
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中学3年秋 |
夕日が沈むのを見ると、 目がほそくなってくる。 夕日の大きな心には、 とても私たちはかなわない。 水平線の向こうから、 それをレールのように送ってきてくれる海の やさしさにはかなわない。 そして、その景色をかたちどる、 山や岩や船や鳥や雲を見ていると、 人間が一つのものに向かうには、 たくさんの人々の協力が必要であるということが 分かるような気がする。 そこで、声をかけてあげれば、 私は 本当の幸せを 分け合うことができると思う。 |
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中学3年秋 |
はてしない、海ーーー。 小さい頃 人間は、いつか大人になり いつか死ぬもんだと聞かされた。 「いややぁ」とおびえた僕 まだまだ先の話だと聞き、 ホッとした僕 きり立つ大岩ーーー。 小学生の時 一生に生きられるのは、 一度きりだと聞かされた。 「このままいっとりゃええやろう」と僕 何も考えていなかった僕 なつかしい砂利浜ーーー。 中学生の今をさまよう・・・・・・ だれも言ってくれない・・・・・ 僕は、何のために生きているのか・・・・ 海に向かって小石を投げて、・・・・ 僕の幸せ捜すため・・・・ |
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中学3年冬 |
この時期が近づくと、 去年の今ごろ聞く唄が、 頭をよぎる。 去年行った、あの場所に、 かならず行ってみたくなる。 大好きな、大岩の上に立った時、 なぜか、涙が、こみあげた。 「あれから一年、いろんな事があったけど、 いろんな物を、 かかえては、逃がした、 寂しい一年。 どれだけの時間に、 自分をきざみこめたのか。」 いつも、いつも、そう思う。 また今日も、リュックかついで、 家を出る。 数えきれない友達に会うために・・・・・。 その友を、みんなに紹介するために・・・・・。 |
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中学3年冬 |
終わりのないものはない。 だれも、時間にふれられない。 人は、終わりによろこんで、 人は、終わりにきょうふをいだく。 夕日がしずむも終わり、 命が、はてるも、終わり。 また反対に、 朝日が昇るも、闇の終わり、 仲間がふえるも、孤独の終わり。 普段あまりないようで、 いざ終わると、寂しい気持ち。 しかし終わりは、はじまりだ。 また、それを、よろこぼう。 ・・・・・・でも、中途はんぱに終わるのだけは、 やめておこう。 (この詩でさえ、もう終わり。 しかし、思い出の、はじまりだ・・・・・・) |
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中学3年冬 |
写真の中の人が言う。 「何ジロジロ見つめあがって・・・・。」 写真だから動かない 写真だから、 出てきて僕をぶったりしない。 写真だから、 耐えて、 何度も、何度も見られる。 自分は写真として生まれ、 それであって 見られなければただの紙。 写真の中のきみを見つめて涙する。 一枚のきみが私を見つめる。 私はいろいろ頭にえがく。 落ちた 涙で ふやけて にじんで、 それでも 耐えて、 僕を泣かせる。 |
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中学3年冬 |
私は、 人生を磨くために 生まれてきたのではない。 見れば世の中 初めいいと 思った人は、 とことんいい。 しかしこれが 半年たつと、 あきらめるきっかけが ぶつかってくる。 私は分かる かわいい人には 裏があり、 やさしい人には ため息がある。 人・・・人と言っているが、 私はそこに『奴』とは書けぬ。 誰かと どこかで 目が合うと、 私の心に 無限の思いが 込み上げる。 私を情けなく思う それとも新たなうぬぼれを持つ そして私の旅が始まる。 家に着き、 ノートを開けば 計画だらけ 世の中の すべてを私は 楽しく思い、 生きる姿に夢とける 私が栄えることもある・・・・。 しかしそれも半年よ その人の 私に代わる 人の影 ・・・・・・ 夢おちる 暗い闇に 落っこちる。 気が付けば、 私はまたまた 皆を見る。 世の中流れる人々を見る・・・・。 かわいい人には 力が入る その子のためなら 死ぬことできると 逃げている。 外見で 人を見つめる 私の心に、 も早 春降る 霧雨ほども、 優しさはついて来ない 幸せもついて来ない だまって バスの 窓を見つめるその人に 私は愛を送りたい。 |
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中学3年冬 |
僕らが一緒になれたなら、 君と僕とで暮らそうよ。 お互いつらいとき お互い手をかし、 二人がつらいとき、 二人で応援し合おうよ。 僕らの家を建てるとき、 自然の中に建てようよ。 もしもいいとこ無くっても 僕らで環境変えていこう。 君に四季の音を聞かせたいから・・・・・ 僕らがお年寄りになったなら、 一緒に庭の木ながめよう。 できるだけ人に迷惑かけぬよう、 お互い助け合って暮らそうよ。 僕らの命 果てる時、 一緒の墓で眠ろうよ。 あまり場所のとらない 小さな墓でいいから、 永久に 一緒についてきておくれ。 私はとても寂しいからさっ。 |
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中学3年冬 |